Archive for the ‘住宅診断・検査’ Category

大阪市Rマンション 新築マンション内覧会同行レポート

2013-02-16

新築分譲マンション内覧会同行、立会いレポート。

3人家族(ご夫婦、小さいお子様)のご主人さまより、「一生に一度の買い物なので、第3者の専門家に見て欲しい」とのご依頼。

フローリングキズ

フローリングのキズ

  • 新築なので綺麗な仕上に。
  • 他にも多少のフローリングのキズ有り
   
 キッチン配管接続不良

 キッチン配管接続不良

  • 配管の接続不良
  • 放置しておくと数年後湿気で板が腐る。

 

   
浴室 天井裏

 浴室天井裏の施工状況

  • 見えない所だが、丁寧な仕上がり。
  • 数年後もしっかり乾燥状態を保てる。
   
浴室 天井裏

 天井裏さや管ヘッダーの施工状況

  • 見えない所だが、丁寧な仕上がり。
  • 将来劣化によるメンテナンスしやすいように施工されている。

 住戸内の窓、建具、壁、天井、巾木の施工状況の確認。全ての換気扇、水栓の動作確認。約2時間に渡り、室内、バルコニー玄関ポーチ隅々までしっかりとチェック。約50程度の不具合を発見。施工業者と具体的な補修方法の交渉とご主人さまの再内覧会のチェックポイントをお伝えしました。

 

 

 

 

 

滋賀県大津市 Aマンション 中古マンション診断・検査レポート

2013-02-12

中古マンション住宅診断レポート。

4人家族(ご夫婦、小さいお子様2人)のご主人様より、「築浅の中古マンションを検討しているが、不動産業者に劣化状況を聞いても大丈夫としか言わない。購入前に第3者目線でしっかりとした劣化状況を確認したい。」とのご依頼。

物件の概要

  • 築7年・鉄骨鉄筋コンクリート造・15階建・3LDK・約70㎡
  • マンションエントランスからの動線、EV適正台数、廊下側居室のプライバシーを説明
  • 築7年との事で建築基準法2000年改正以降の物件なので、構造は問題なし

住戸内チェック

フローリングの劣化

フローリングの劣化

 

  • 放置しておくと劣化範囲が拡大。
  • リペア等で補修可能。
   
畳の日焼け

畳の日焼け

  • 見栄えは良くないが、問題なし。
   
換気扇の動作確認

換気扇の動作確認

  • 動作、風量共に問題なし
  • その他全ての換気扇にて動作確認
   
天井裏の状況

天井裏の状況確認

  • 施工状態は良好
  • 浴室裏だが、しっかり乾燥しており問題なし
   
建具丁番の歪み

建具丁番の歪み

  • 建具丁番が歪んでいるため、建具の開閉がやや悪い
  • その他全ての建具にて動作確認
   
収納扉の剥がれ

収納扉シートの剥がれ

  • 接着切れによる扉シートの剥がれ
  • 問題のない収納扉も、今後同様の症状が起きる可能性あり
   
コンクリートひび割れ

コンクリートのひび割れ

  • コンクリートの乾燥収縮によるひび割れ。
  • ひび割れ幅が小さいため問題なし。
   
バルコニータイル

バルコニータイル

  • バルコニータイルは高価なオプション品
  • 中古マンションならではの特典
   
シンクの通水

水栓の通水状況の確認

  • 実際に放水しての通水状況の確認
  • その他すべての水栓にて通水確認
   

その他、住居内のありとあらゆる所をチェック。後日、マンションの問題点、補修方法等、メリット、デメリットを報告書にて送付致しました。

中古マンションは、経年劣化に伴い必ず劣化しています。大切なのは劣化状況を把握した上で購入を検討する事です。

又、建物の不具合や劣化状況や部材の寿命等を把握することで、入居後のトラブルを防ぐだけでなく、将来的な補修修繕の計画の判断材料になり安心して暮らす事が出来ます。

京都府亀岡市H様邸 中古住宅診断

2012-10-08

中古住宅診断レポート。

3人家族(ご夫婦、小さいお子様)のご主人さまより、「中古住宅を検討しているが販売元の不動産屋だけでなく、第3者の中立な立場の建築士に見てもらってから購入したい」とのご依頼。

軒先換気部

軒先換気部

軒先に換気口が設置され、小屋裏の換気がしっかりと確保されている。
小屋裏換気が確保されていることで、屋根部材の耐久性の向上、又2階の暑さを和らげる効果がある。

   
 外壁ジョイント劣化部

 外壁ジョイント部の劣化

劣化部から雨水が侵入することで、外壁の耐久性が下がる。
将来的にはメンテナンスが必要。

   
 ケラバ劣化部

 ケラバ部の劣化

ケラバ先端でもあるため、雨水の侵入が考えられる。破風板の剥がれのみ(軒天井にシミがない為)で雨水の侵入による劣化は見られない。将来的にはメンテナンスが必要。

   
 小屋裏

 小屋裏

小屋裏換気が確保されているため、部材の劣化もなく小屋裏の環境は良好。

   
 浴室下部基礎

 浴室下部基礎

浴室下部のため湿気による部材の劣化が多い。本物件では湿気による劣化もなく、基礎内は乾燥し部材等非常に良好な状態である。

ベタ基礎のため、施工がしっかりとなされていればシロアリの被害にもほとんど無い。目視出来る限りでは、シロアリの蟻道はなかった。

 

 その他「違反建築物・建物の傾き・床のたわみやきしみ・雨漏り等」100個以上の項目をチェック。中古住宅の為劣化部分は多数あるものの、換気がしっかりと確保されているので床下・小屋裏等良好な環境である。おそらく柱・梁等も良好な状態であると考えられる。又、劣化部分も即時補修な個所は少なかった。

中古住宅は、経年劣化に伴い必ず劣化しています。大切なのは劣化状況を把握した上で購入を検討する事です。
又、建物の不具合や劣化状況や部材の寿命等を把握することで、入居後のトラブルを防ぐだけでなく、将来的な補修修繕の計画の判断材料になり安心して暮らす事が出来ます。

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